アメリカ留学初心者のためのコミカレの選び方と編入方法 2021 ver.

 

 

こんにちは、ご無沙汰してます。Mです。

 

友人のインスタの目撃情報や私の弟が自由登校になったのをみると、とうとう卒業シーズンが本格化してきましたね。私も日本の私立高校卒ですが、バレンタインデーの前後で卒業したのを覚えています。思ったより早い卒業だったかも。そんな考えにふけていると、私の同期は大学・専門どこにしたかなーとか元気にしてるかなーとか私はどうやって・なんでアメリカ留学選んだんだっけとか。考えていたら、コミカレの決め方とかこうすればよかったなーというのがというのが出てくる出てくる。ということで今回のトピックは、タイトル通り、

 

決まらない人のためのコミカレの選び方

 

について私の経験やこうすればよかったと思うことを書いていこうと思います。最初は、コミカレの説明や選ばれる理由を説明してますので、『もうそんなの知ってるよ!とっくの昔から!!』という方は2番に移動!レッツゴー!!してくださいませ

 

 

  1. アメリカ留学でコミカレが選ばれる理由

まず、アメリカに正規留学・進学を考えた際、よく検討されるのが『コミュニティーカレッジ』です。通称コミカレ。日本でいう2年制短大のことをコミカレといい、以下の理由から正規入学先に選ぶ人が多いです。理由としては、

 

  • 4年制大学に4年いるより、学費が安く抑えられる
  • 2年で学士以上(Bachelor)の取得が可能
  • 編入手段』として利用する。
  • 基本少人数授業なので、教授との距離が近く、学びやすい環境
  • 留学生が多いことや、年齢の幅も広い。若くて19歳、最年長で30歳など多くの人が学びにきている。

 

ざっくりあげるとこんな感じです。特に上位3つがコミカレを選ぶ主な理由としてあげられます。日本人で最も多いのは、編入手段』としてコミカレを利用するパターンです。どういうことかといいますと、一言でいうならアメリカの4年制大学の学費がめちゃくそ高いということ。何個か例にあげてみましょう。

 

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UCLA Cost of attendance 2021

admission.ucla.edu

 

まずここはどの大学どこでしょう?これは、2021年度のUCLAの学費になります。コミカレからアメリカ大学に編入するわ!と聞いたら大体の方がUCLAの名前をあげるくらい、人気がある大学です。調べたところによると、UCLAは留学生は州外の学生と同じとのことなので、授業料、寮費、食費、テキストブック、健康保険(これは必須なので払わなければいけないです)の金額を合計すると日本円で600万〜720万円ほどかかる計算。しかもこれが”1年で”です。4年通うなら合計金額が日本円で最大3000万円かかり、しかも、UCLAはneed-basedのfinantial aid(あとで後述)や留学生の奨学金はないため、日本で奨学金や教育ローンを組む必要があります。そもそも合格するのも、編入さえも難しいのですが……。あと、学費や奨学金が出ないあたりはUC Barkeleyや USC(南カリフォルニア大学)などがあげられます。別目線で見るならここら辺に1年生からもしくは編入で通われていたら、結構な御令嬢、御令息です。私ですか?私はそんな余裕ないです。

 

ではもう一つ、

 

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Columbia University cost of attendance 2021

bulletin.columbia.edu

 

次は、東海岸から。アメリ東海岸はトップの大学が多く、やはり最も有名なのは『アイビーリーグ』、ハーバード大学やイェール大学などの8校からなる総称です。そのうちの一校のコロンビア大学留学生が多いアイビースクールと知られていて、比較的編入がしやすいと言われています。(1番はコーネル大学で最新の"transfer acceptance rate"が10%だった気がします、それでも低いですが…)そんなコロンビア大学の1年間の学費はざっくり計算で820万円ほど。高い!と思う前に、まだ救済策がいくつかあるのを知ってほしいです。

 

まず、これはアイビーリーグ全校(ただプリンストン大学編入を認めていないですが、正規入学の場合は適用されます)と一部大学(スタンフォード大学、MIT、最近よく聞くジョンズ・ホプキンス大学・ただし、編入の場合は適用されず)はNeed-based のfinantial aid、いわゆる奨学金(Scholarship)を提供しているのです。これは何かというと、親の収入に応じて奨学金を出しますよというもの。つまり、所得が低ければ低いほど有利なものなのです。大体の大学は所得300万円以下で学費、食費、寮費or滞在費、全て保証されます。つまり、タダで留学できますよということなのです。アメリカに来る時の渡航費なんかも保証してくれます。風向きが変わりましたねぇ…

 

つまりは、探せばアメリカ留学は不可能ではないのです、でもこの制度を用意しているのは正規でも編入でも合格率が一桁の名門大学ばかりのためその分の努力は相当なものになるでしょう。もちろん、名門大学でなくても『留学生のために』条件付きで奨学金を出している大学もあります。

 

もしくは、日本の財団から申し込みも可能ですが、ほとんどは正規入学のためのものが多く、編入でも私が把握しているのだと可能な財団はリクルート財団の奨学金に限ります。こちらが受かればUC Barkeleyや UCLAも不可能ではなく・興味があればググることをお勧めしますが、そのぶん条件も厳しいです。

 

 

それを踏まえた上で、2.編入にいいコミカレってなんなん?

 

結論から言うと、編入したい大学の条件にもよります(例えば、その大学のコンピューターサイエンス学部に編入したい場合、その大学が編入するまでに受講してほしい必須科目を用意している場合があります)が、コミカレでも4年生大学からでも可能です。人によっては、コミカレの実績で決める方もいますが、それもよし。けど、そこに行ったからといって絶対編入できるという保証はないのです。

また、多くの人がコミカレは一年の学費が80万円だという書き込みを見かけますが、よく調べたら1セメスターの学費が80万だということもあり、その場合大学のセメスター制かクォーター制か、セメスターでも一年に何回あるのかにもよるのですが、例えば、セメスター制の場合は80×2セメスター=180万+寮費や食費その他諸々で230万円1年かかる…という場合があります。個人的には、実績のあるコミカレ(オレンジ・コースト・カレッジなど)は留学生には学費高めに設定されているイメージです。

ただ、編入生の過去の経歴を詳しく見てみると、私でも知らないコミカレが多いのも事実です。例えばコロンビア大学編入ページの連載で数人ほど編入前のカレッジ名付きでの紹介があります、私はどこも知らなかったです。

 

gs.columbia.edu

 

興味があったら参考程度にみることをお勧めします。

 

結論をいうと、お金なかったら有名校の編入実績がない安いコミカレでも可能性はあるよ!といいたい。編入したい大学がすでに決まっている場合は、その州のコミカレに行くのが一番ベスト、なぜならアメリカは州という名の国をまとめている国(合衆国だから)なので、その州を知り尽くしているコミカレなら可能かもしれませんし、情報を持っているかもです。安さで決めるならテキサス州のコミカレか4年制大学希望ならミネソタ州立大学マンケート校(留学生のための奨学金があり、週20時間のボランティア等をすると、アメリカのin-stateの料金と同じになります。つまり一年の学費は80万円ほどでプラス寮費や食費が必要。田舎ですが、少し行くとデトロイトミネアポリスでした。私の地理の疎さが分かる発言です。謹んで訂正をば。がある町です。)はお勧めです。どちらにせよ、結局は、実力なんですね。

 

私は強いていうなら、Phi Thea Kappaなどのsocietyが大学にあるかどうかは確認しておいたほうがいいと思います。これは成績優秀者だけが入れるクラブで、条件を満たせば入部でき、アメリカの大学から奨学金つきの編入のスカウトがきたり、編入の際の賞与の欄に記入ができます。要は、入っていると頭がいいよという一つの証みたいなものなんですね。コミカレによってあったりなかったりなので、せめてあるかないかは確認を勧めます。ないともしかすると入れないなんてこともあるにしもあらず。

 

 

…といったところでしょうか?

結構書いたのでとりあえずはここまでにします。追記があれば、これ以下に…。